子育てブログには似つかないタイトルですが
少し子育てと結びつけて、
この件に関して記事をかかせてもらいます。(>_<)
出産してからしばらくして気づきましたが
何か事件がある度に
テレビで報道がある度に
「この人が、自分の子だったら」
「事件を起こしたのが自分の息子だったら」
「被害に合ったのが自分の娘だったら」
と考えることがものすごく増えました。
お酒には罪はないけれど
他にいろいろな弱さがあっての事件だけれど
私が、山口さんの母親だったら
どうしても、お酒を恨んでしまう。
山口さんにも、私の息子のパンくんのようなヨチヨチ時代があって
一生懸命努力した少年時代があって
大人になってからも、相当努力して誠心誠意やってきたことだってあった。
それを朦朧とした状態で、半分夢の中で全部水の泡にしてしまう、
本当に、お酒は怖い。
被害者の16歳の女子高生のことを思うと
本当に胸が苦しくなります。
16歳のころの自分を思い出すと
「性犯罪」というものに恐ろしく知識が乏しかったと思う。
「男性の部屋にのこのこ行った女子高生が悪い」という意見を聞くたびに
それは、あなたが、豹変する男性がいるということを知っているからでしょう
実体験として、そういう存在を見たり聞いたり体験したことがあるからでしょう
と言いたくなる。
あなたが大人だから知ってるんだよって。
大人になっていく中で段々知っていく。
飲み会が終盤にかかってくるとボディタッチが多くなる人がいることとか
2人っきりになっただけで、「それは同意ということでしょ」と本気で認識している人種がいることとか
まともな人がほとんどの中
一部にだけ恐ろしい大人がいること
でも、16歳は、まだ知らない、知り始めているところ。
その知り始めが、性犯罪を実際に受けるなんていうこと、本当は絶対あってはならないことなんだよね
教科書にも、性被害防止ハンドブックとかにも書いていない
性被害を受けた女性、男性たちがその後どうなってしまうのか
どれだけ心を病んでしまうのか。
食べれなくなったり吐いたり
電車に乗れなくなったり
家から出られなくなったり
異性が近くにいるだけで動悸が止まらなくなったり
自分を否定することでしか生きられなくなってしまうこと
死んでしまう場合もあること
言葉でどれだけ
「夜道を一人で歩くのは危ない」と言われても
「性犯罪を犯す人がいる」ことは知っていても
それを予知するような、微妙な匂いや雰囲気、状況までは分からない。
まして、
信頼していた大人が豹変する姿は
一生忘れられないと思う。
どんなに時間が経っても、発作のようにフラッシュバックする
中学生のころから
もう20回以上読み直している小説があって、
もう有名作家となってしまった東野圭吾さんの
「白夜行」
小説の中ではいろいろなエグイ事件が起きるんですけど
その大元の根っこは「幼い時に受けた性犯罪」なんです。
どうか子供たちに、
本当の罰は心と記憶に下されると伝えてください。
飲み込んだ罪は魂を蝕み、
やがてその身体さえ、命さえ食い尽くす。
どうかその前に、どうか親たちに伝えてください
(小説がドラマ化された中での言葉。この小説は綾瀬はるかさん、山田孝之さん主演で、ドラマ化されています。原作にこの言葉はありませんが、作者のメッセージの1つだと私は思っています。)
虐待と性犯罪は
人の人生を奪う。
身体さえ、命さえ食い尽くすほどに。
女子高生だって罰を受け続けるんです。
「どうしてあの日部屋にいってしまったんだろう」
「どうして信じてしまったんだろう」
「どうして芸能界に入ってしまったんだろう」どうして、どうして
自分の息子だったら、娘だったら
友達の子どもだったら、と思うと
どうにかして、
性に関する教育
お酒に関する教育
ギャンブルや、お金の教育もそうだよね
親としてちゃんと教えていくべきこと
大人として、子どもたちに伝えてくべきことって何だろう
って考えてしまいました。
自分の子どもを加害者にも被害者にもしたくない
自分の子どもだけでなく、みんな、そういうリスクや危険をちゃんと知れるようにしていきたい。
男の子だって性犯罪の被害者になりうるし
男の子が被害者の性犯罪は、さらにマイノリティになるから表面化しづらい。
親として考えていきたいですね。
どんなに願っても人間の欲とリンクしているものは完全に消すことは難しいですから。
16歳の女の子、という感覚
このブログを見て思い出しました。↓読んでほしいです。