引っ越す前まで、通っていた皮膚科で
「この肌はアトピーの肌じゃないから大丈夫だよ」
「でもきちんと保湿してあげてね」
「湿疹が出たら、しばらくステロイド塗ってね。弱いの出しておくから」
と言われていました。
過去記事参照↓
↑の記事を書いて以来、約1ヶ月は湿疹が無くなったものの
ヨダレかぶれ(パンくんはいまだにヨダレがヒドイです。)がひどくなったり
たまにヒザ裏が赤くなってしまっていたりしました。
家を引っ越して、別の皮膚科(B院)に転院したのですが、
1回目に、ヒザの裏の湿疹で行ったとき(保育園にいったらなかなか皮膚科に行けなくなりそうだったため、湿疹が出てしまった時のためのステロイドを、多めにもらっておきたかったのが本来の目的)
そのときは若い女の先生で
「前の病院ではアトピーじゃないって言われたんだ、(湿疹を実際に見て)あー、たしかにこれは乾燥性の湿疹だね」
と言われ、保湿剤とストロイドのキンダベート・ロコイドを出してもらいました。
蕁麻疹の経過観察のために再度B院へ。
帰省先で発生してしまった「蕁麻疹」↓
そのときは、実家近くの小児科に行きましたが
「東京に戻ったら改めて受診してね」と言われたので
B院に改めて「蕁麻疹」について相談するために行きました。
そしたら前回の若い女の先生ではなく
その日は40代くらいの女の院長先生が診察してくれたのですが
開口早々
「湿疹はいつから?」
「生後4ヶ月から、出る時期があったり、まったく出ない時期があったり・・・」
「そしたら、アトピーの診断基準満たしてるよね?半年以上湿疹繰り返してたら、アトピーなんだよね。」
と言われました。
今まで、ずーーーーっと
「これはアトピーじゃないから大丈夫だよ」と言われ続けてきたので
ビックリショックを受けそうになりましたが
ショックを受ける間もなく
(実際には)めちゃめちゃ早口で熱心に話す先生の話を聞くので精いっぱいでした。
以下、教えてもらったことを記憶があるところだけ書き起こしてみました。
「アトピーなんだけど、別にショックを受けることじゃないんだよね、
適切な治療していけば治る可能性が高いものだから。
ステロイドを異常に怖がったり、赤みが消えたら塗るのを止めちゃう人いるけど、それじゃ『見えない皮膚の内側にある湿疹』が治ってないから
湿疹を繰り返す一方だからね。
アレルギーマーチって聞いたことある?ない?検索してみて。
要は、ステロイドを継続して、根気よく塗って、しっかり身体を保湿してあげないと、最初はアトピーだけだったのが、
気管支喘息、蕁麻疹、花粉症、アレルギー性鼻炎って、次から次へと形を変えて、進行していっちゃうの。
え?蕁麻疹?ああ今日は蕁麻疹のことで来たのね、
そう、だから蕁麻疹も一緒なの。
足、見させてもらっていい???ここちょっとザラッとしてるでしょ?全然赤みも湿疹もないけど。これ湿疹ってママ判断しないけど、これも湿疹だから。見えないだけで湿疹だから。
見えない湿疹に対しても、ステロイドでちゃんと直していくことが大事なの。
幼児期にちゃんとステロイド塗り続けていた子と、湿疹出た時だけステロイド塗った子と、大人になったときにどんな状態になっているかの縦断研究あるけど、どうなったと思う?
塗り続けた子の方が、改善して、他のアレルギーを引き起こさなかった。
もう今はステロイド怖い、とかそういう時代じゃないからね、新しい研究結果も出てるから。
だから、勝手にやめない。湿疹が出てから病院に来るのでは遅い。何もなくても皮膚科とは上手に付き合うことが大事。」
と言われました。マジでクソ早口すぎて、頭パンクしそうでしたが
先生の言いたいことはわかったし
私はステロイド信者、脱ステロイド信者のどちらでもないし
内容に関しては、「アトピーではないよ」と言ってくれた転院前のA病院で言われたこととほぼ一緒だったので(赤み引いたからといってステロイドやめるべきではない、しばらくは塗り続けて完治を目指す)
どの先生も同じこと言うのだから、とりあえず先生の方針に従っておこう、といった気持ちで聞いていました。
水たまり遊び、泥んこ遊び、汚れてもいいから沢山雑菌に触れて、たくましくなってほしいな。
アトピー診断されてショックな反面、信頼感をもった理由
かなり、バー―――っと早口で説明するタイプの先生だったので
若干「うっ」と苦しかったのですが、
さて、蕁麻疹に対してどの薬を出すか?となったときに
実家近くの小児科で処方された、蕁麻疹の内服薬を見て
「あれ?これ一昔前の薬なんだよねー、割と年配の先生だった?」と当てられ(実家近くの小児科は、私自身が赤ちゃんだった頃からお世話になっている高齢の先生)
「ん?でもこれ、2歳以下に出してよかったんだっけ?ちょっと薬の本で○○○っていうの調べて」と看護師さんにお願いして
最新の?分厚い薬の本を見せて
「ほらね。やっぱりそうだ、2歳以下には慎重投与って書いてある。ダメじゃないんだけど、まだ1歳だからねー、どうする?同じの出しても良いけど、んー、新しいほうが良いんじゃないかな、っていうか同じ薬出したら『なんであの先生この薬出したんだ』って薬剤師に言われそう」と、言われました。
私がお世話になってきた実家の医師(大好き)を批判された感じがして
言い方は良い気分ではなかったものの、
超ド素人目線ですが、
薬に関する記憶がしっかりしていたり、
実際にその場で薬の本で調べてベストなものを探してくれたり
(早口でまくし立てられるようでしたが、)熱心に説明してくれる姿に
(言い方や印象はあんまり良くないけど)真面目な良い先生だなぁと信頼感が芽生えました。
今後の、息子の肌に対する方針
さて、
先ほども書きましたが、「ステロイド」とネット検索したりすると様々な怖い情報が多すぎて、何が正解なのかわからなくなってしまいますが
子どもの湿疹に関しては、特に強い考えを持っているタイプではないので、
これからも、通っている皮膚科の先生の治療方針に従ってやっていきたいな、と思いました。
そのためには、
・定期的に通って診てもらう(悪くなった時だけ通うのではなく)
・自己判断でステロイドや内服薬を停止しない
・自分で考えすぎたり、調べすぎたりしないようにする
ことを心掛けたいと思います。
最後に
当たり前なので、付け加えるほどのことではありませんが、
アトピーや、皮膚炎や、ステロイドに関しては、
保護者によっても、医師によっても、いろんな考え方や治療方針があると思います。
私の好きなママさんで、「ステロイド反対」という方もいるし
蓋を開いてしまえば、いろんな論争ができてしまうキーワードだなぁ、ということを
今回記事を書くにあたって、改めて感じました。
子どもの湿疹が大きな副作用なく治ることが一番だと思います。
でも正解が何かは断定できないと思うので
我が家の例として、これからも湿疹やアトピーに関しては経過を記事にできたら良いなと思います。