電車の中での出来事。4歳児と2メートル離れることへの成長と不安。

どうしても行かなければならない用事があって

8ヶ月のチョコくんを抱え、4歳のパンくんと手を繋ぎ

ワンオペで電車に乗ったらまさかの満員電車。

 

優先席付近のエリアに立っていたら

しばらくして

おじさんに肩をトントンと叩かれて

「ここ空いたから座りな!」と。

 

どうやら、私たちの存在を少し前から気にしてくれていたらしい。

とてもとてもとても有り難かった。

 

でも満員すぎて、その席まで辿り着くのにもたついていたら

その席付近にいたおばあちゃんが

「すみませんここ空いているかしら?」といって

座ろうとする。

 

さっきのおじちゃんが

私を呼んだ手前もあって「赤ちゃん抱えた人がいて・・」

と説明してくれようとしたので

 

「あ!大丈夫です!もうすぐ降りるので!」

とおばあちゃんに座ってもらった。

 

で、これ自体は全然、もう有難いな〜と

おじちゃんに感謝感謝感謝だったのですが

 

 

結果的に

最初にキープしていた手すりから

パンくんと共に移動しようとしたため

真ん中付近の

安定しない場所で、踏ん張らなくてはいけなくなってしまった。

 

結果的に割としんどい状況に。

抱っこ紐の中のチョコくんは寝ぐずるし・・

早く駅についてくれ・・

 

と思っていたら

さっきのおじちゃんが

安定しない場所でヨタヨタしつつ踏ん張ってるパンくんに対して

「危ないから、ぼくだけでも、こっちきてお姉ちゃんと一緒にいな」と。

 

おじちゃんは、お孫さん連れだった。(お孫さんは座ってた)

 

有難いけど、どうかな・・と思っていたら

パンくんすんなりそっちに行って、

電車内なので

距離にしたら2メートル半とかそのくらいしか離れていないのだけれど

私もパンくんもお互いが見えなくなった。

 

偶発的に

私が見えない場所へ

知らない人と共にいるパンくんというのは

これが初めてになる。

 

 

多分だけど

パンくん

「勢いでおじさんのところに来たけど、降りるべき〇〇駅でお母さんと一緒に降りられるか不安」って絶対思っていたと思う。

 

鉄ヲタなので

電車内のアナウンスはもともと聞いているタイプだけど

かなりしっかり聞いていたのだと思う。

「間も無く〇〇駅に到着します」のアナウンスのあと

すーっと私の方へやってきた。

 

2メートル半しか離れていなかったけど

私もパンくんも経験したことのないソワソワ感があった。

 

 

もちろん「危険」とか「どんな人がいるかわからないのだから」とか

そう言う危機管理の面でこの出来事を見たら

私はダメな母親かもしれない。

 

けど

 

私の見えない場所へ行き

知らない人の好意を受け入れたパンくんの成長っぷりにびっくりした。

 

 

本来なら、私から離れることは絶対しない慎重派パンくんなのだ。

 

もう大丈夫だろう、と思って駅のホームでも手をつながず歩こうとすると「危ないから」と言って自分から手を繋ごうとする慎重派パンくんなのだ。

 

いまだに挨拶がちっっっっちゃい声でできるかできないかの瀬戸際な、シャイボーイのパンくんなのだ・・。

 

 

「他者を信頼する気持ち」が出てきて

「知らないこと、知らない人への抵抗感」が和らいでいるんだな、と思った。

 

 

と、同時に、怖くもなった。

 

今までのパンくんは

「知らない人に声かけられて、ついていく」

なんてことは

100億%ありえない!って断言できるレベルで

知らない人に対する抵抗感がある子だった。

(例えば、病院とかで優しくて感じの良い看護師さんに話しかけられても、困ったように私の方を見るとか)

 

でも、そうじゃなくなってきてるんだな

ということに、怖さも感じた。

 

でもこれが自立に進んでるってことなんだろうなとも思った。

 

小学生になった時

通学路をパンくんだけで歩かせるとか、

めちゃめちゃ怖い、何かあったら?悪い人がいたら?交通事故は?とか

心配になるけど

 

いつまでも自分の監視下におけず

親は怖さや心配を抱えながら

外の世界へ送り出すんだな・・・・

 

とか、なんだか先を考えてしまう出来事でした。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます♪