【スクールカースト】漫画「さよなら、ハイスクール」の感想。ある登場人物に考えさせられるの巻

さよなら、ハイスクール 」という全3巻の漫画がある。その漫画の一部に、生き方を変えられそうになっているので全力でレビューしたい。

さよなら、ハイスクール (1)

さよなら、ハイスクール (1)

 

 

かれこれ1年以上ユーザーを続けているアマゾンのサービスKindle Unlimited(電子書籍読み放題)。次々に新しい本がUPされてくるので、とても満足してる。毎月10冊以上は読んでると思う。

 

 

そんなキンドルアンリミテッド。

新書や雑誌は文句がないのだけど、漫画に関しては文句アリアリで、ほとんどの漫画が「最初の1、2巻だけ無料、その後有料」みたいなパターンなのだ...!(°°)

続きが気になるから買ってしまいたくなる、こんなのズルイ!文句が止まらないのがKindleUnlimited漫画・・・。

 

しかし!

今回レビューする「さよなら、ハイスクール 」は、完結巻である3巻まで全部読み放題!♡ゆえに完結するまで一気にバーーーッと読んでしまった。そしてなんだか考えさせられてしまった。

 

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スクールカーストを描いた「さよなら、ハイスクール」レビュー

「さよなら、ハイスクール」は、高校生のスクールカーストをガッツリテーマにした漫画。

スクールカーストとは、現代の日本の学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。

 

スクールカーストでは、上位層・中位層・下位層をそれぞれ「一軍・二軍・三軍」「A・B・C」などと表現する。

 

一般的なイメージとしては、以下のようになる。

恋愛・性愛経験 - 豊富なほど上位
容姿 - 恵まれているほど上位
ファッションセンス - 優れているほど上位
場の空気 - 読めたり支配できたりするほど上位 etc...

引用元:スクールカースト - Wikipedia

主人公は、↑で言うC軍、下位層の男子。

その男の子が、「おまえら(上位層)のおかげで、こっちはずっと迷惑してんだ!スクールカーストなんてぶっ壊してやる!」と、ある作戦をもって、クラス内のスクールカースト崩壊を試みる、というのが大方のあらすじ。

 

登場人物がバラエティに富んでいて、

思わず思い出してしまうのがコチラの映画

「桐島、部活やめるってよ」

桐島、部活やめるってよ
 

「登場人物の中に、必ず自分に似た存在がいる」と言われるこの映画、懐かしい気分になるのでたまに観返したりする(∩´∀`∩)

この映画も、スクールカーストをテーマに置いていると思われる。

 

ネタバレなし。漫画自体の感想

ネタバレなしで漫画自体の感想を言うと、

ギャグ漫画っぽい要素もあれば、「これ、わかる!ほんとこんな感じ!!」とリアルに描かれているところも。妙に理屈っぽい感じが新書を読んでる気分にもなり、ところどころにはられている伏線が、どっちに転ぶか本当に分からない雰囲気なので、3巻まで「どうなるの!?」のドキドキわくわくが止まらなかった。

 

妙にリアルで

でも深刻になりすぎないギャグ感と「ありえんやろ」みたいなツッコミどころのバランスが丁度良くて、

個人的には、「まぁその程度よね(どんでん返しとかないよね)」とスクールカーストのリアルそのまんまの桐島、部活やめるってよより、むしろ好きかも知れない。

 

ある登場人物の生き方にビックリする。

そんでもってタイトルの件。

この漫画には、数々のバラエティに富んだ人物が登場するのだが、

ある一人の登場人物の生き方に、なんだかドドーーンとやられてしまった。

 

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以下、もしかしたら若干のネタバレになってしまうので、もしまっさらな状態で読んでみたい方は、先に読んで、是非また戻ってきてくださいw(戻ってきてね!)

さよなら、ハイスクール (1)

さよなら、ハイスクール (1)

 

漫画の中で、「なんで、この子こういう選択をするんだろう?」と、若干ナゾな子が出てくる。

普通に考えたら、そっち選ばないでしょう、とツッコミたくなるから、ナゾなのだと思う。

 

最終的に判明するのは

「だって、そっちのほうが面白いから。」という理由。(;゚д゚)

この“面白い”というワード、

「そっちの方がワクワクするから」とか

「そっちの方が刺激的だから」とは若干ニュアンスの違う「面白い」なのです。

強いて言うなら、

「そっちの方がウケるからw」みたいな感じ。笑 

すんごいフランク。すんごい適当。「だって、つまんないのキライだし~」みたいな感じ。

 

自分の「だってその方が面白いじゃん」のせいで、まわりが揉めようが、傷つこうが、お構いなし。「だから何?」みたいな。

 

この子だけ見てると映画下妻物語の、深キョン演じる『桃子』を思い出したりする。

「それがどんなに非常識な生き方だとしても

幸せならいいじゃん 気持ち良ければオッケーじゃん♡」

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『そのほうがウケるw』で選択してもいいのかぁ

「だってそのほうが面白い」「つまんないの大っ嫌い!」

その子を見ていると、私って、一度も「そのほうがウケるし-!」みたいな理由で物事選択したことないなってことに気づいた。

 

  • その方がお得だから
  • その方が自分の身になるから
  • その方が成長できるから
  • その方が皆のためになるから
  • その方が楽だから
  • その方がワクワクときめくから

そういった理由がほとんとで、

 

たとえば道が3本あって

  1. 安全そうでオシャレな遊歩道
  2. ジャングルみたいな如何にもヤバイ道
  3. 雑草だらけで何も無さそうな、しょうもない道

って、なったとき

「身になりそうだから」「ワクワクするから」という理由で2のヤバイ道を選ぶ可能性はあっても、

 

「この3択で、あのしょーもない道選んだら、ウケるw」とか、そういう理由で3は選ばない。刺激的でもないし、オシャレでもないし。

 

でも、このさよなら、ハイスクール に出てくるその子だったら、「そのほうが、なんか面白いからw」と3のしょーもない道を選ぶのは大いにあり得そう。

 

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もっともっと適当に人生選んでもいいのかも

「そのほうが面白いから」「その方がウケるから」・・・

登場人物のその子の生き方は、なんだか

「そこでそれ選んじゃうのも面白くていいかもー!予定調和、嫌いー!自分の人生ウケるー!」みたいな、自分の人生をまるでゲームのように楽しんでいる感じ。

 

けれど、彼女の「そのほうが面白いから」という基準は一貫していて。ブレが無くて。

他人に

「なんでそれ選ぶの!?」

「こっちにしておきなよ、おかしいよ!」

「あなたならもっと良い選択肢がある」

「どうして周りをこんなに心配させるの?」

と横やりを入れられても

「だから何?つまんないこと言わないでよ」みたいなスタンス。

「面白いから選んだ」という規準・ルールがあるから、他人の価値観で文句言われる筋合いないよ、という態度がとれる。

 

こういう「明確な価値基準を持って、自分ルールをしっかり守れる人」というのは前々からカッコイイなぁと思っていたけれど

今回それが「その方がウケるからぁw( ´∀` )」みたいなふざけたルールだったから余計にガツンと響いて、

 

私が

いっぱい悩んだり

自分と向き合ったり、相談したり

比較検討したり、本読んだりしながら

「決めてきた」こと・・・。

それはそれでOKなんだけど

 

なんだもっと適当に生きても、あみだくじ引くみたいに人生の選択しても「その方が面白い」のかもしんない・・・と思ったよ。

( ´∀` )

 

読まなくても人生変わらない漫画だけど

読んだらなかなか大きくヒットしたので、激推ししますw

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

さよなら、ハイスクール (1)

さよなら、ハイスクール (1)

 

 

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