実は第2子を妊娠することができました。
この記事
心拍確認後の流産。出血も無く、予定日確認できると思った日に宣告されました。 - はやぶさCOFFEE
から約1年かかりましたが、自分の中でもいろいろな心の準備が出来て、無事妊娠することができました。今は11週くらいでもう少しで初期も終わりそうです。
(追記)本記事では風疹ワクチン定期接種歴が1回の世代の私が、(1987 年 10 月 2 日~ 1990 年 4 月 1 日生まれ。 1 歳から 7 歳半までに風疹ワクチン あるいは 1~6 歳時に MMR ワクチンを接種している)2年前にさらに2回目の風疹麻疹予防接種をしたのにもかかわらず、「抗体なし」という結果だった、という体験談について書いてあります。
参照リンク:生年月日別風疹予防接種状況(風疹の定期予防接種制度の返還)
↑の資料にて、自分の世代の風疹接種状況がわかります。1回接種だけでは抗体価が低くなってしまう場合もあるようなので、これから妊娠を考えている方は、ぜひ抗体検査をしていただきたいです。
風疹や先天性風疹症候群、ワクチンに関してはこちらのサイトが詳しいです→風疹Q&A(2018年改訂)国立感染症研究所
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風疹の抗体価が8倍未満。一昨年の予防接種で抗体がつかなかった。
しかし、先日の妊娠にまつわる血液検査で風疹の抗体が8倍未満、
つまり陰性、抗体なしということが判明しました。
おととし、風疹の予防接種を受けたのにも関わらずです。
(※私は定期接種1回の世代です。定期接種1回+任意接種1回の計2回の接種で「抗体8倍未満=抗体なし」の結果だった、という前提で以下の記事はお読みください。)
抗体が低い、どころか抗体なしでした。
お医者さんからも、「ごく稀に、抗体がつかない人はいる」と言われましたが、まさか自分がそうかもしれないなんて( ;∀;)
4年前は「無知」ゆえに風疹抗体検査をしていなかった。
実は今は3歳になるパン君を妊娠した4年前の血液検査でも
私は「抗体なし」と言われているのです。
その時には、まだ今ほど「風疹」にまつわるアナウンスも多くなく、無知ゆえに
- 妊娠初期に風疹に感染し、発症すると、生まれてくる子供が「先天性風疹症候群」にかかる可能性が高くなること
- 先天性風疹症候群とは、生まれてくる子供が、先天性心疾患、難聴、白内障等の障害をもつ可能性があること
- 妊娠中は風疹の予防接種は受けられないこと
を知りませんでした。
事の重大さに気づいたのは、パン君を育てている最中に
発売され始めた、漫画コウノドリを読んでから。
コウノドリ(4) (モーニングコミックス)に先天性風疹症候群についてや、妊婦や女性ということにかかわらず、すべての人が、風疹の予防接種を受けることが大切であることが書かれています。
出産後、予防接種を受けたけれど、風疹の抗体がつかなかった。
パン君が1歳の時に、パン君の風疹・麻疹予防接種に合わせて、私も風疹の予防接種を受けました。
まさか自分が「抗体がつかない体質かもしれない」だとは思いもしなかったので予防接種後に、「抗体がついたかどうか確認する」ということはしなかったんです。
今回、検査結果が出た時に、産婦人科医に
「おととし予防接種受けているのに、『抗体が少ない』どころか、『ほぼ0状態』なのは、おそらく『抗体がつかない珍しいタイプ』だね…。予防接種受けたのにコレはショックだね。」
と言われました。
本当にショックでした。
感染したら…と考えると外にも出られなくなる。調べまくる。
感染したら…と考えると
もう1歩にも外に出られない。クリスマスだろうが年末年始だろうが人ごみに行けない…。ようやく悪阻が落ち着いてきたのに…と、気持ちが暗くなってしまいました。
ただ
親友と連絡をとったときにそのことを言ったら
「めったにかからないって言うし…」
「初期が一番リスクだから、あともう少しだよ」
と励ましてもらい、少し気が楽になりました。
風疹の抗体がつかない稀なタイプが、さらに風疹に罹る可能性を考える。
ここからは、神経質な自分への言い聞かせになりますが・・・。
「風疹の抗体がつかない珍しいタイプ(この時点で確率的にカナリ低い)」
が「運悪く、妊娠初期に、風疹に罹ってしまう」
その可能性について
「確率の掛け算」をすると、確率論的には、カナリカナリ低くなる。だからあまり神経質になりすぎなくても大丈夫だよ、
と自分に言い聞かせています。
風疹の抗体がつかないタイプは、風疹に罹りにくい?
また、困ったことがあると、論文を探す私ですが…
こんな論文がありました。
小児感染免疫Vol. 23 第 42 回日本小児感染症学会ミート・ザ・エキスパーツ 「抗体検査:目的・結果・次にすることは」
免疫は大きく分けて
- 細胞性免疫
- 液性免疫
があって、いわゆるワクチンで「免疫をつける」とされるのは主に液性免疫。
風疹の予防接種を打つ、ということは液性免疫をつけることになります。
何度も同じ生ワクチンを接種しても抗体がつかないは、
おそらくもう一つの免疫である「細胞性免疫」が非常に強くて、生ワクチンを接種してもワクチンが持つウイルスが増殖する前に排除されてしまい、
十分な抗体が造られないのではないかと考えられているそうです。
発症予防レベル以下の抗体価の人にワクチンを 接種しても,発症予防レベル以上の抗体価上昇が 認められないときがある.生ワクチンの場合は, 細胞性免疫などでウイルス増殖が抑制される人で
あり,発症が予防される人である.(中略)このような人は low responder と呼ばれ,遺伝的因子が関与している. Low responder は感染しても発症しない人と考え られている.引用元:小児感染免疫Vol. 23 第 42 回日本小児感染症学会ミート・ザ・エキスパーツ 「抗体検査:目的・結果・次にすることは」
私は、「何度も予防接種しているのに」ではないため
感染しても発症しないローレスポンダーとは言えませんが
こんな論文もあった、ということで
「風疹の抗体がつかないタイプは、細胞免疫が強いため、感染しても発症しない」
という調査結果もある、ということを心に留めておくことにしました。
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けれど、風疹の抗体がない人は、人ごみに行かない、うがい手洗いマスクを徹底
けれど、調べたからと言って安心はできません。
産婦人科医には
「職場に風疹感染者が出たら、しばらく会社休んでも良いレベル」と言われました。
幸い今の私は、平日はほぼ引きこもって在宅仕事。加えて、数時間だけ外でパートタイム勤務(感染の割合が高い40~50代の男性とはあまり関わらない仕事)
なので、必要以上に外に出ないようにしたいと思います。
ちなみに夫は抗体検査済み。抗体はしっかりありました。
ちなみに、今年は風疹大流行ということで、私の自治体では
「妊娠希望する女性」に限らず、妊娠を希望する女性と同居している男性(婚姻関係にあるなし関わらず)も無料で抗体検査が受けられるようになりました。
ご自身の自治体の情報をチェックしていただいて、
すべての人が予防接種を受けて、未来の子供たちのために、風疹が広まらないようにしてほしいです。
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