もうずーーーーーーっと続けている
Amazon kindle unlimited。
今月もいろんな本を読んでいるのだけれど
今途中まで読んでいるこの漫画エッセイが、
読んでて苦しい(;_:)
なんとなくこの漫画は私の望むハッピーエンドにはならなそうな予感で、読み終えられるのかどうか怪しい・・。
(本は途中で投げたことがないから、たぶん読み切るけど。)
離婚してもいいですか? 翔子の場合 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: 野原広子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
「離婚してもいいですか?」とは
「離婚してもいいですか?」というタイトルだけではどういう内容かわからず、
今現在「離婚」を全く考えていない私は
kindle unlimited(月額972円読み放題)で無料の対象でなかったら
読んでいなかったと思う。
でもタイトルで「自分と関係ないもの」と流さず
手に取ってみてよかった。
夫婦間の問題をテーマに扱っているのかと思ったけれど
実際の印象はちょっと違っていて。
なんていうか、夫婦の関係性の問題のように見せかけて
主人公の「翔子」の性格に焦点を当ててるように見えるのです。
- 自分に自信がない
- 自己主張が出来ない
- 心の中では「夫が大嫌い」と思っている
- 心の中では色んな疑問や不満を抱えている
- いつもニコニコしている
- 「なんかいじめたくなる」と周りから思われている
もともと持っているこういった性格に
- 子育て中の専業主婦(2歳差の2児育児)
- 出産を機に仕事を辞めた
- 経済的に家庭内で弱い立場
という環境が、「翔子」の場合、
ネガティブに掛け合わさっているような感じです。
小学生の自分が顔を出す。
なぜ読んでると辛くなってくるか?というと、
「翔子」を見ていると、小学生時代の自分が顔を出して
「翔子」を助けたくなるから。
小学5.6年生の時
いわゆる「女の子の仲良しグループ」の一人だった私。
自分の家のすぐ近くに、仲良しグループのナンバーワン権力者的な女の子が住んでいて
通学は必然的にその子と一緒になってた。
家が近所だなんて、
ボスの女の子と、誰よりも仲良くなれるチャンスでもあったけれど
私には、いまいち、
その子から好かれている実感が無かった。
その感覚が、さらに自信を無くさせて
その子に好かれようと努力していた気がするし
通学でその子とどんな話をするか、事前に考えてから家を出たりしていた気もするし
とにかくヘコヘコにこにこしていた記憶がある。
その子が自分との会話で笑ってくれればものすごく嬉しかったし
でも、嬉しい気持ちと同じくらいに「安堵感」があった。
この安堵感は「私は、嫌われていない、だいじょうぶ。」だったんだと思う。
結果的に、そのボス女子を中心に
私は女子らしい、“仲間外し”、‟無視”を中心としたイジメを受けるのだけれど
イジメが終了し、
ボス女子とも普通に話したりする関係に戻った時には
もう「ボス女子に好かれたい気持ち」は
ありつつも
純粋には残っていなかった。
その後、
- ニコニコしている
- 自己主張できない
- 嫌われたくない
- 真面目でイイ子
だった私にとって、それすら覆すようなイラっとすることが起きて
心臓バクバクさせながら、
でも「どうにでもなれ!」と
ボス女子に初めて「そういう態度やめてほしい。もう一緒に帰るのやめよう」的なことを言った日があったのだ。
言った直後も心臓バクバクして、足がカクカクになりながら、
でも「負けないぞ」と気丈にスタスタ先を歩いていたら、
あろうことか
ボス女子は追いかけてきて
「ごめんね、ナントカカントカ…」
と謝ってきたのである。
心を徐々に徐々に蝕んでいくような「そこにいないものとする」無視イジメに対しても謝らなかったし、
一度も私に対してそういう態度を見せなかった
ボス女子の
「ごめんね」
に
私は相当びっくりした。
従順だと蔑ろにされたのに、反抗したら大切にされた
そのボス女子との一件は、
小学生の私にとって衝撃的だった。
「ニコニコ好かれよう嫌われまいと必死だったときは結果的にイジメられたのに、反抗したら大切にされた」
という、今まで自分がイコール関係だと思ってきた公式が
「180度違ってた!!」みたいなどんでん返しで。
それから、徐々に徐々に
長い時間をかけて、中学生、高校生、大学生…
と、「嫌われることを恐れない」「人の評価を気にしない」「自分を大切にする」「自己主張する」ということを
学んでいったんだと思う。
その歴史があるせいか、今は、超絶「生きやすい」(*‘ω‘ *)
(気質は簡単には変わらないから、これでパワハラ上司の下とか、ブラックな職場で働きだしたら、また小学生の頃の自分に戻ってしまう可能性は大アリだけど)
なんで離婚しないの?
のレビューの中に、
「なんで離婚しないの?」
「被害妄想、ネガティブに捉えすぎ」
「読んでてイライラしてくる」
みたいなコメントがあったけれど、
そのコメントしたい気持ち(これが『(翔子を)ついいじめたくなる』につながるんだと思うよ)
も、わかる。
だけど、
現状を打破したいと思いながらも
その一歩が踏み出せない
すでに出来上がった主従関係や、毎日続いていく「家庭」というコミュニティにメスを入れられない気持ちは
すごくわかる。
いや、正確に言うと、今の私にはわからないのだけれど(翔子のように我慢し続けられない)
過去の自分が「わかるよ」って言ってる。。。
まだ途中までしか読んでいないけれど(読みます!笑 読み切る前に、記事を書きたくなった)
「翔子」が、
自分の弱さや、自分の本当の課題に気づいて
辛いけど向き合って、向き合って、
現状が良くなるといいな・・・。
離婚してもいいですか? 翔子の場合 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作者: 野原広子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/04/13
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
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