久しぶりに映画を観に行きました。
息子パンくん出産後(現在3歳)ほとんど行けてなかった「一人映画」。
今回は、東野圭吾原作、木村拓哉さん・長澤まさみさん主演の「マスカレード・ホテル」を観に行ってきました!
「マスカレード・ホテル」への上映前の期待
原作は発売日に購入して即読了。
東野圭吾さんの本は発売されればすぐに読むし、過去の作品も頻繁に読み返しています。
「マスカレード・ホテル」を初めて読んだときには、「あ、これ映画化しそうだな」と思いました。
直木賞受賞「容疑者Xの献身 」の映画化、そしてガリレオシリーズのドラマ化以降、東野圭吾さんは常に映像化を意識しながら書いている気すらしてしまう。笑
それまでは警察は男性しか出てこないものが多かったのに、女性警察官が必ず主役級で出てくるところとか。ファンタジー・SFものはほとんど書かなくなってしまったところとか。
SFものて言えば、脳の記憶を書き換えるパラレルワールド・ラブストーリー 、音楽にかわって、光や色で人を癒やす天才少年の出てくる虹を操る少年が好き。
映画化すると知ったときに、一番最初に抱いた期待は「ホテルの豪華さ華やかさ、その裏の従業員の方の世界」の対比をうまく映像化してほしい!というもの。
原作だけだと、なんとなくイメージはできても、「マスカレード・ホテル」のような一流ホテル、高級ホテルに泊まったこともなければ、スイートルームに連泊ステイするような一流客ではないため、どんなサービスを受けていて、どんなトラブルやドラマがあるのかは全く知らない。
ドラマとはいえ、こういう世界もあるんだなぁというドキドキと、起こる事件へのドキドキの両方を味わいたい!!
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上映前の期待:俳優さんはぴったり!
木村拓哉さんは、主人公の新田役にはすごくピッタリだなと、思いました。
原作読んだ直後は「佐藤浩市さんとか、適役かも」と思ったけれど、もう少し若くてもいいな、と思ってたところ。
長澤まさみさん演じる山岸役には、個人的には水川あさみさんがヒットしていたのだけれど、長澤まさみさんでもアリアリ。ヾ(o´∀`o)ノ30歳を過ぎてますます魅力的になってきた長澤まさみさんの演技にも期待しつつ、
さぁ!観てきましたーーー!!
豪華なホテルに豪華なキャスト!原作で結末知ってても面白かった!
なかなか最近は旅行できていないけれど、私はホテルや旅館に泊まるのが大好きで、中でもエントランスをくぐり、ロビーに入ったときに、「わーっ」ってなる瞬間が好き。
この映画「マスカレード・ホテル」では、豪華なロビーに「わーっ!」ってなる瞬間が何度もある。
原作を読んでいただけのときは、どのランクのホテルかわからなかったけれど、映画ではザ・ペニンシュラ東京とかザ・リッツ・カールトンみたいなレベルの超超一流ホテルだった。
よかったポイント①俳優陣が豪華×ちょこちょこ事件が起きるから飽きなかった
「お客様」として、豪華な俳優陣が次々に出てくるので、ホテルの華やかさや豪華さが引き立って、本当に一流ホテルの中を覗いている感覚になった(っ´ω`c)
原作に忠実で、豪華な俳優陣とともにポコポコと次々に「高級ホテルにありがちな」事件が起きるので、凡人の私は全く飽きなかったです。本当にキャスト豪華すぎでしょ、、、。
よかったポイント②キムタクと長澤まさみがよかった!
キムタクはザ・キムタクのままだったけど、「マスカレード・ホテル」の新田役に関しては、そもそもの役が若干キムタクっぽい。生意気だけどやるときはやる男、少し熱さがある感じ。
それがしっかりハマっててすごく、よかった!
長澤まさみさんは、登場シーンから、「長澤まさみさんって今こんな感じなんだ!」と驚いてしまうくらい、なんだかシットリしていて、落ち着きと知性が出てて素敵だった。木村佳乃さんみたいな女優になっていきそう。
いまいちポイント①思わず映画「hero」を思い出してしまうようなところがある。
このいまいちポイントは、好きな人には、逆にたまらなくたまらなく好きなポイントだと思う。
映画の配役の時点で、「hero」感がカナリあるのだけれど、やっぱり観ているとついつい「hero」を思い出してしまう。「hero」が特別に好きでない私にとっては、どうしてもジャマが入る感じになってしまう。
それから、最近結婚した○○さんが出てくると思ったら、その相手の○○さんまで出てくる、みたいなクスッとポイントが散らばっている感じ。
私はその物語以外の要素がコソッと入ってくるのはあまり好きじゃ無いから、いまいちポイントにしたけれど、思わず「ふふふ、あの人がw」と嬉しくなる人もいると思うからオススメポイントにもなりえるかもヾ(o´∀`o)ノ
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いまいちポイント②原作で見事だった犯罪トリックが簡素化される。
これは2時間ちょっとの映画ではしょうがないことだな、とは諦めている。
犯人は「とても頭が良く、(バレないように)完璧な計画を練って実行」したのだけれど、原作ではここが丁寧に描かれているので、犯人を特定するまでの知的なハラハラが快感的にあるのです。
映画では頑張って説明しているけれど、映画しか見てない人には分かりにくいだろうな、という感じ。
でも、そこは推理小説作家の、「小説の面白さ」だと思うので、映画は映画として良く出来ていたと思う。
総合的に、「観に行ってよかった!」
2時間ちょっとがあっという間に過ぎてしまったくらい、テンポが良く、面白かったです。
原作を知っていても、犯人を知っていても、「映像」を楽しめたなぁという感じ。
私にとって、およそ1年ぶりの映画。育児中だと映画一本観るにも「いろんな犠牲はらって、観て、面白くなかったらどうしよう。。」みたいな不安があるけど、今回は、観に行けて、満足できて、とても嬉しかったです(∩´∀`∩)
ここまでお読みいただきありがとうございました。
原作の他に、東野圭吾さんは2作、このシリーズを出しています↓