保育園、行きたがらない時。「行かせる」「行かせない」の二項対立にしない話。(3歳)

子どもが保育園に行きたがらない時ってありますよね。

休みの翌日とか。朝おもちゃで遊んでいて、もっと遊びたがっている様子な時とか。

尋常じゃないくらい泣いていたり、体調不良を訴えるようなレベルまでの行き渋りは、まだ我が家は経験していませんが、

 

「え~保育園いかない~…ひとりでお留守番してるぅ~(ぐずぐず)」

みたいなことはしょっちゅうなので(行けばニコニコで友達のところへ飛んでいく)

そんな、「ちょっと行きたがらない様子を見せているとき」に、

私や夫が対応してきたこととその反応をまとめておきます。

 

とにかくビビらせる、夫のルンバ攻撃

これはもう仕方なかったのですが、

夫が送りをやってくれていたときは、とにかく出勤時間との闘いだったので

「なにがなんでも○○分までに家を出なきゃあかん!」みたいな状態。ゆっくり待ったり、「うん、うん、パンくんは行きたくないんだねぇ。わかるよわかる」みたいに話し合っている余裕はなかったのです。

 

私はもう死に物狂いで朝食を作り、メイク・身支度をして、6時半には家を出発しています。

私が出発後、夫は

  1. 朝食の皿洗い
  2. ウンチをすればオムツ替え、
  3. 着替え
  4. からの保育園送り

をしてくれていたのでした。(今振り返るとよくやってくれていたな。)

 

なので、「え~行かない~」な時には

速攻で、パンくんの大嫌いなルンバのスイッチをON。

そうするとパンくんは「怖い!!!!やだ!!!!!行く!!!!!」と

怖い気持ちから部屋を飛び出していました。

 

もうね、しょうがないよね、育児的に恐怖心を利用することはよくないことかもしれないけど、そう言ってられなかったと思うんです。サラリーマンだもん。お客さん来ちゃうもん。

 

「行きたくないの、そうなの」でしばらく待つ。

私が個人事業主になってからは、送りも迎えも私が担当になりました。

個人事業主かつ自宅で仕事のため、「絶対にこの時間までにこの電車に乗らなあかん!」みたいな状況はなく、

自分の仕事時間が減るだけで人に迷惑をかけない分、カナリ心に余裕ができました。

 

「え~行かない~~ひとりでお留守番するぅぅ」と言っているときには

「行きたくないの。そうなの。はーい。」と言って

淡々と対応しました。

 

その子のタイプに大きく依ると思いますが、

息子のパンくんの場合は

「え?行かなきゃだめだよ!」とか

「何で行きたくないの?」とか

「行けば楽しいよ」とか

話し合いにもっていこうとすると

余計こじれる(「行かないもん!」「~なんだもん!」)ので、「そうなんだねー」と受け止めたら、少しだけ放置。

 

その間に洗濯や朝食の片付けなどササッと済ませていました。

 

10分待てる、この10分が大きい。

「10分待てる」

たった10分だけれど

子どもにとっては大きくて、

でも大人にも朝の10分は重くて

フルタイム勤務だったときには「10分待ってあげる」など出来ませんでした。1本電車逃したら遅刻ですからね…。

 

けれど「そうなの、行きたくないの。はーい。」で10分待ってあげると、7割くらいの割合で自分から「行く~。」となることが多いです。

 

残りの3割は相変わらず「ええ~~あそびたぁい」みたいな感じですが。笑

 

「待つ育児」が、したかった。

少し待ってあげて、パンくん自ら「行く~」となったときには、私自身の気持ちも晴れやかだし、「待ってあげられる」って、実は親にとっても幸せなことだな、と感じます。

この記事でも書きましたが↓

仕事を辞めました。&今後の方針 - はやぶさCOFFEE

 時間の余裕と

精神的な余裕、

この二つが揃ってないと、「待つ育児」はできない。

 

私は、「待つ育児」をしようが、「待たぬ育児」をしようが

そこに愛があれば、子どもはどうとでも育つと思っていますが、自分自身が「待つ育児」をしたい、そうありたい、と思っていたので

 

「したいことができる」

「したい、『待つ育児』ができる」っていうのは

すごく有難いことだな、と感じます。

 

子どもには子どものタイミングがあるし、そのタイミングを尊重できる環境があれば、親も戦わずにすむし、結果、楽。

 

最終手段、食べ物で釣る

そんな「待つ育児」をしていたって思い通りにならないときがあるのが子どもです。笑

「えええぇぇ~行かないもん!ぷん!」

みたいに可愛く主張しているパンくんを見ると、

 

「え、行かない?行かないか、まぁ行かなくてもいいか、いやまて、行かないと、私はバイトに行けない…」と放心する時があります。( ゚д゚)ポカーン(短時間のバイトを掛け持ちしています)

 

そんなときはぁぁああああ、

 

これだぁぁぁ!!!!!

 

明治 果汁グミぶどう 51g×10袋

明治 果汁グミぶどう 51g×10袋

 

グミです。グミです。

うちのパンくん、めっちゃグミ好きのグミ男なんです。

「グミ食べて、保育園行こう!」と言うと

それまで「えー行かないしー」みたいになっていたくせに

 

ぴょん!と跳ねて「グミ(*´ω`)♡!!いこう!」と満面の笑み。終いには「ぐみ♪ぐみぐみぐみ~♪」とグミの歌まで作詞作曲して小躍りする、我が家のグミ男パンくん。

 

・・・楽!!!!

 

物で釣るのはいつまで有効か、先が見えるし

あんま良くないのはわかってるけど、

ああもう楽だよ楽!!

 

1個だけとルール決めちゃえば、たった1個だけ食べて

機嫌ガラッと良くなって、

行くーーーー!と気持ちが切り替わるんなら、もう、もはや、もう、グミでいいじゃん!みたいな感じになります。←

 

モーニング貧乏だった私の過去

私自身も、新卒で働いていた頃は

めっちゃカフェモーニングしていました。軽食とドリンクついて400円くらいのやつ。エクセルシオールとか、ベックスコーヒーとか、ドトールとか。

 

ほんのわずかな時間なんです、15分とか。

でも、その15分の時間が新卒ストレスフルな状態の私には必要で。貴重で。

朝食食べずに自宅出て、自宅と職場の間くらいの乗換駅でモーニング食べて、「よっしゃ今日も一日がんばる!!!!」

みたいに喝入れて頑張っていました。

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夜は個人店のカフェでまったり。カフェ好きのカフェ貧乏。

 

モーニングからの出勤を重ねていた私。

パンくんのグミも、私のそれに似ている。

 

 「行かせる」「休ませる」の二項対立にしない

保育園行き渋りとか、不登校に関していつも思っていることは「行かせる」「行かせない」の二項対立にすべきではない、ということ。

普段は、0か100な考え方をしてしまいがちな、白黒マキロですが、育児に関しては、グレーゾーンを意識的につくるような気がしている。

 

ある日の出来事なんですが…。

 

朝の保育園で

パンくんと同じクラスの女の子がすごい剣幕で泣いていました。

そこは夫婦で送りに来ていたんだけど

パパさんのほうが、「これは、ダメだね。今日は。」といって

(驚いたのですが)女の子を連れて帰っていきました。

パパさんは仕事を休むのだろうか…スーツだったけど。。

 

でもその女の子の「行きたくない、ギャーギャー」って、あの様子だと、朝起きたときからきっとあったんだと思うんです。

 

それを、とりあえず保育園まで連れてくる、とか

連れてきて、やっぱ今日はダメそうだから連れて帰る、とか

 

その女の子がニッコニコでお友達と過ごしている様子も見て知っているから、余計と、「グレーな対応って大事だな」と思ったのでした。

 

できる環境、できる余裕、によるのだけれど。

 

育児は謎解き

ここで行かせなかったらこの後も行かなくなるから「無理やり行かせる」でもなく、

子どもが行きたくないと言っているから「行かせない」ではなく

 

行き渋りという「課題」があったら、

「どうやったら楽しく行けるのか」って言うのを

子どもの謎を解くように

模作したり、試行錯誤するのを楽しめたら、育児は楽になるのかな~と考えたりしています。

いざそうなったとき、できるかはわからんけどね!!!

 

あと、謎解きにはヒントが必要だから

必ず色んな人の協力を仰ぐのは大事ですよね。

 

いつも読ませていただいているイクオさんのブログのこちらの記事、めちゃめちゃ勉強になりました。

www.iqo720.tokyo

パンくんがこうなったらどうする?というのを

考えるキッカケをいただきました。

 

 

~私の育児観に関するその他の記事はこちら~