昨日は深夜のノリ?で書いた記事でしたが、ずっと思っていたことが書けた気がします。
特に、本屋が大好きだった大学生時代、
ダイエットや食事療法の本はとにかく片っ端から読み漁っていました。
最初は方法論(○○だけダイエットとか)の本、次に食事療法・栄養学の本、その次に精神論系の本までとにかく読みまくっていました笑
大学の一般教養の自由履修では栄養学系の講義ばかりとっていたので、多分栄養学に関しては、専門家レベルには全く到達していないものの、やや詳しい気がします。
同じように「痩せなきゃ(価値がない)」教を信仰している方にオススメな本
摂食障害レベルに入っている場合は、本よりも専門の医療機関等に行くことがきっとベストだと思うのですが、その3歩くらい手前のグレーゾーンにいる人たちって結構多いと思うんですよね(痩せなきゃ→○○ダイエットしよう→挫折→なんて自分は意志が弱いんだ→自己嫌悪 のヘビーローテーション)
もし、今の状況が「ちょっとしんどいな」と思っている方がいたら この本がすごくオススメです。
ダイエットやめたらヤセちゃった―アンチダイエット・スリミングの魔法
- 作者: 夏目祭子
- 出版社/メーカー: 彩雲出版
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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特に「好きな食べ物はなんですか?」と聞かれて、返答に困る人はダイエット依存症の可能性が高いです。私はまさにそうでした。食べ物を「食べ物」としてではなく、「栄養素(あるいはカロリー)」として見ているので、「好き」ではなく「必要か?必要でないか?」で判断している。だから「好きな食べ物はなんですか?」という質問には「えっ・・・・」となってしまうのです。今まで「好き」を理由に食べ物を選んできていないから。
この本に書かれていることを簡単に要約すると、
「痩せようと、カロリー制限や糖質制限をしすぎると、危険を察知した身体が(生命維持のために)太ろうとする」
「食欲の否定、食べ物の否定によって身体は狂いだして本来の機能を失う」
「太るのは不足している栄養があるというサイン」
「自分の身体の声に耳を傾けて、ダイエット本や巷の情報ではなく、自分の食欲を信頼してあげよう」
といったことなのですが、かなーーーり細かく書いてあるのでものすごく納得できます。正直、「痩せたい痩せたい痩せたい!!!」の真っ最中の方には全く響かない内容だろうな、と思うのですが、前述した通り、「今の状態はちょっとしんどい」「痩せたけど全然幸せじゃない」といった方にはFitするかもしれません。
でも、この本は最終的には精神論の話へ向かっていくので、
「え、でもそしたら何をどうやって食べたらいいの? 身体の声を聴けって言われてもちょっと難しいよ」という方には
満腹ダイエットでみんなヤセられた! (Seishun super books special)
- 作者: 大沢睦子
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2002/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 6回
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この本が割と参考になるのかな?と思います。
この本、発売日が2002年ものなのですが、実は私がダイエットしたい痩せたい痩せたい盛りだった学生のころ、そんな私に、私の母が買ってくれたものでした。基本的に私に干渉してこない母が本をプレゼントしてくれたのなんて、後にも先にもこの本だけかもしれない、それくらい珍しいことでした。
母は私以上にダイエットや摂食障害と向き合った過去があり、きっと私の思いや苦しみを誰よりも理解してくれていたのだと思います。
前述した「ダイエットやめたら痩せちゃった!」がカウンセリング的な精神論だとしたら、こちらの「満腹ダイエットでみんなヤセられた!」は実際に教員であった著者が、肥満児の、今でいう特別支援学級?通級?的なところで実践された食事内容や運動内容が細かく書かれているといった実践論。
著者が担当した肥満児の子たちは、総じて偏食気味であったり、何かの栄養は足りすぎているのに(大体炭水化物か脂質)、何かはものすごく栄養失調(タンパク質やビタミンミネラル)だったりして、その偏り、アンバランスさが肥満体の原因となっているので
まずは「栄養バランスの整った食事をして、適度な運動をして、身体の本来の機能を取り戻そう」というところから、実際の食事の目安量やメニューなどが詳しく載っています。
※でもこちらの本はカウンセリング的ではなく、実践ダイエット本で、最初の一ヶ月はお菓子・乳製品禁止とかの規制があります。
パンくんが生まれてから、私の体重は落ち着いた
こんな風に本を紹介できるようになったのも、私は第一子であるパンくんを出産してから(産後体重が戻るのには時間がかかったのですが)ゆるやかに体重が落ち始めて、「ダイエットやめたら、痩せた」という実体験をしているのと、「自分の食べたいものが分かる幸せ」を最近感じ始めたからです。
そうなれたのは、紛れもなく「育児」のおかげ。自分の体型コンプレックスなんぞ気にしていられないくらい、心配で不安で訳わかんないのに可愛くて愛おしい存在ができたからです。自分の身体や見た目などの「自意識」に勝る、意識を向けなければいけない存在のおかげで、頭で考えて物を食べるのではなく、心や食欲に任せて食べていたら自然と体重が落ち着きました(痩せてもいないけれど、太ってもいない)。
ちょうどさっき見ていた「すくすく子育て~子どもの偏食~」でも専門家、「○○しか食べてくれない」状態でも子どもは育つ。そして、その時期が過ぎれば必要なものを身体が求めていく。子どもは、自分の身体に正直だから、のようなことを言っていました(かなりうろ覚え)。
身体や心に素直になることや、きちんと声を聴いてあげることって、今の社会ではなかなか難しいけれど、私のような頭でっかちな人ほど「感じる」「五感をフル活用する」ことって大事なんだなぁと思うのでした。
ちょっと怖い内容ですが、本当の美しさって何だろう、ということに気づかされる摂食障害系マンガ(ですが私は一時この漫画を戒めに、ダイエットに励んでいたときがあったので、向き不向きがあるマンガでもあります・・・)
安野モヨコさんいいですよね(ジェリービーンズが好き)
ちなみに好きな漫画家は、矢沢あい、おかざき真理、いくえみ陵、ジョージ朝倉な私です(*´ω`)