スヌーピーのコミックス『PEANUTS』のファンの方でなくとも、「ライナスの毛布」といえば、聞いたことがあるかもしれません。
『PEANUTS』おなじみのキャラクター、ライナス。指しゃぶりと「安心毛布」がトレードマークの男の子です。毛布がないと不安でしかたがない彼は、何をするにも毛布を持ち歩いています。ライナスの赤ちゃんみたいな行動を心配している、彼のおばあちゃんが来週来ることに。毛布をとりあげるつもりだと言っています!ライナスの姉のルーシーをはじめ、それまでに彼を毛布から卒業させようと周りは躍起になります。ライナス自身も、どうにかして毛布なしで過ごそうと四苦八苦。いじらしくも涙ぐましい奮闘ぶりが、ユーモアたっぷりに描かれます。
怖いときや寂しいとき、その気持ちを吸い取ってくれるライナスの毛布について、誰もが思い当たることがあるはずなのです。
「みんなだって、だれかにたすけてもらったり、なにかにたよったりしてると思うよ。」
「自分はだいじょうぶだって人いる?」
というライナスの言葉にはっとします。(絵本ナビ編集部 掛川晶子)
スヌーピーとしあわせの毛布|絵本ナビ : チャールズ・M・シュルツ,金原 瑞人 みんなの声・通販
パンくんには安心毛布があります。
寒冷地で生まれたため、6月出産でも
ベビー用のハーフサイズの毛布を掛けて寝ていたパンくん。
夏になり、
生後3~6ヶ月くらいまでは毛布は全く必要なかったのですが、秋になり冬になり、
再び毛布を使うようになって、
生後半年~1歳までのあいだに
パンくんにとって、ただの毛布が、「安心毛布」に変身しました。
入眠儀式?として
毛布を握ってクチュクチュ指しゃぶりをするのが定着してからは、親子ともに、寝るときには毛布が絶対必要になり、
夏にも関わらず、寝室には毛布。笑
洗濯したいと思っても、昼寝時にも必要なため、
私の母にお願いして、一つの毛布を切断して縫って貰い、二つのクォーターサイズな毛布にしてもらいました。
ライナスと一緒なのは安心毛布だけでなく、
指しゃぶりも然り。
このブログでは以前から、
パンくんの、おしゃぶりや
指しゃぶりについての悩みを散々かかせてもらって、たくさん優しいコメントをいただいてきたため、
指しゃぶりについてとても寛容になることができていたのですが
なぜか突然、1歳~1歳3ヶ月まで、パタリと指しゃぶりが無くなり。
「心配するほどじゃなかったなー、いずれ終わることじゃん」と、やはり終わったことに少し安心してしまいました。
が、
1歳4ヶ月、ここにきて
指しゃぶり復活!!!
なんで指しゃぶり復活したんだろう?と
原因を探り、
週1の一時保育の影響?
後追いが無くなって、遠慮無く自分のペースで家事していたせい?
など考えていたのですが
もっとも怪しいのは「ライナスの幸せの毛布」。
先日、神戸大阪に、パンくんと二人で行く用事があったのですが、二人ぼっちの往復の新幹線が不安すぎて、パンくんの大好きな「安心毛布」を常に持参。
常にパンくんのそばに置いておきました(毛布があると、ぐずることが激減する)
毛布=入眠儀式=指クチュクチュなパンくん。
安心毛布を手にすると、反射的に指しゃぶりが始まります。
神戸大阪旅行の際、日中の指しゃぶり(安心毛布が手元にあるから)が復活し、
指しゃぶりの心地よさを思い出したのか、それ以来毛布が無くても指しゃぶりをするように。
指しゃぶり完全復活です。
そんな、
毛布×指しゃぶりなパンくんを見て
友人が「ライナスみたい~!」と言ったことで、私は初めて「スヌーピーと幸せの毛布」という話を知りました。
そうなのです、私全くスヌーピーに詳しくなかったのです。
でもこの「スヌーピーと幸せの毛布」「ライナスの毛布」を知って、
パンくんにとって、毛布は第2のママ、
ママがかまってくれなくても毛布があれば大丈夫、ふわふわで温かい毛布がついててくれれば、新しい世界に飛び込める、
そういった自立の一歩なんだ、ということに気がつきました。
指しゃぶりに関しても、
おっぱいを早くに卒業してしまった(一歳前に自分から卒乳)パンくんの、おっぱい代わりの安定剤なんだろうし、
「どうして指しゃぶり復活しちゃったんだろう、いつ、終わるんだろう」と心配するのではなく、
私も毛布を見習って
温かく見守りながらそばにいてあげたいな、と改めて思いました。
それにしても、作者のチャールズ・M・シュワルツさんといい、日本語訳した方といい、
「スヌーピーと幸せの毛布(ブランケット)」
というタイトルは本当にステキだと思う。
「スヌーピーと手放せない毛布」とか
「スヌーピーと温かい毛布」とか
「スヌーピーと、ライナスの大好きな毛布」とか
内容的にはそんなような感じなのに、
「幸せの」ってステキだなって。
私もこのタイトルがために、「パンくんにとって、この毛布があることは幸せなのかも?」と考えるスタートになりました。
おしゃぶり、指しゃぶりについての過去記事はこちら