夫の実家に
5泊6日してきました。
夫の実家へは、もう何回も行っているのですが
毎回毎回、自己嫌悪になりながら、東京に戻ってくるのが常。
何を自己嫌悪になるかと言うと
「お嫁さんとしてあれでよかったのだろうか???」というもの。
私自身は
「お嫁に行く、家を出る」とか
「嫁に入ったんだから」とか
「○○家の人間になったのだから」とか
「男子厨房に入らず」とか
そういう、家制度的な言葉も慣習も、
すごく嫌いなんです。
(ちなみに↑の言葉は実際に言われた言葉。)
だから、
もし自分がこの先、パンくんがもし結婚したとして、姑的な立場になったとしても
そんなセリフはきっと言わないだろうし(そのときには更に時代遅れな言葉になっているだろうし)
人と人の付き合いや
思いやりと言った面で、家事の手伝いなどは必要かもしれないけれど
そこに男とか女とかの概念は持ち込まないだろうな、と思っています。
そんなジェンダー論振りかざしそうな、というか振りかざしている私が
「お嫁さんとしてあれでよかったのだろうか???」
なんて思って自己嫌悪になってしまうのは
姑さんが、とても良い人すぎるくらい良い人で
(ただ、「良い人」と表現すると伝わりにくい感じ、
天然な感じで、少女のようなかんじで、とても素直で真面目な方って感じ)
姑さんの姑(夫の祖母)がとても恐ろしい人で
姑さんは、自分の姑さんである祖母に、とても厳しくしつこく指導されてきたという歴史があり、
その厳しい指導にも、素直に従ってこられた方で、
そんな方相手に
「なんで女が手伝う前提なんですか!?(私の夫含め)みんなで助け合いましょうよ!!!!!」なんて
死んでも言えなかったから。
本当に、姑さんの姿や、仕事っぷりを見ていると
本当に頭が上がらないし、素直にすごいなぁと思うし、
その素直さというか、寛容さに対してはとても尊敬するし、
主婦の鏡だなって、本当に心の底から思ってるんです。
(ここまで褒めたたえると嘘っぽくなっちゃうけど、本当に。)
でも、「すごいなぁ」って思う気持ちの裏に
「私にはできない」
「私だったら我慢できない」
っていう気持ちが
沸々と沸き上がってきてしまうんですよね。
↑このあたりの 家庭内における男尊女卑系の話はまた次回書きます。
話がそれてしまいましたが
「お嫁さんとして、あれでよかったんだろうか?」自己嫌悪で毎回帰ってきてしまうのには、そういった経緯があり、
バリバリキャリアウーマンな母の元で育った私にとって
母とタイプが全く違う義母の真意がつかめなくて
毎回毎回気疲れしていました。
たとえば
私の母だったら
母が「NO」と言ったらそれは「NO」なんです。
「お母さん、~~~~やろうか?」
「いい、いい、座ってて。」
って言われたら、多分8割方、本当にやらなくていいんだと思う。
そこを
「いやいや! ~~だし、私~~やるよ」
「いい、いい、やらなくていいよ」
「いやいや、~~~だし、やらせてください!」
「いい、いい、やらなくていいよ」
「いやいや、~~~だし、やらせてください!!!!!」
「~~じゃぁ、お言葉に甘えてやってもらおうかな」
みたいな、掛け合いみたいなのは求められていないと思う。
(実際に真意を聞いたことはないから予測にすぎないけど。)
私自身もそうで、
どんな人であれ、
「~~~しましょうか?」といったご厚意には
素直に即行で甘えてしまうタイプ。
本当に大丈夫なときや、ガチで遠慮したいときにだけ
「いえ、大丈夫です、結構です、ありがとうございます。」
と断る性格なので
OKはOK!
NOはNO!
プリーズはプリーズ!
ノーセンキューはノーセンキューなのですよ。
でも
今回の帰省で、義母は後者なんだなぁってことが判明!(>_<)掛け合いは必要だった!!!!
今まで、
姑が、私の「手伝いましょうか??」を
頑なに遠慮するのが
ただただ遠慮しているのか?
または
本当に手伝ってほしくないのか?
(他人にキッチンに入られたくないタイプとか)
(自分のやり方にこだわりがあるタイプとか)
(私の仕事をとるなタイプとか)
どっちなのか
わからなかったんです( ;∀;)
なので、
これまでの帰省では
とりあえず「手伝わせてください」「やらせてください」と言ってみる。
→断られてしまうので、素直に引き下がる。
方式をとっていたのですが
あれでよかったのだろうか???
と毎回自己嫌悪になってしまうので
今回の帰省では
初めから「姑と、やいのやいの掛け合いしまくるぞ!それで疎まれたらしょうがない!!!」との決意のもと
エプロンを持参して
「お義母さん、洗濯物私やります!」
「いいよいいよマキロちゃん、休んでて」
「いえいえ!ばっちり日焼け止め塗ってきたので!」
「えー・・でも外暑いから大変よ」
「暑いのは、私がやってもお義母さんがやっても変わらないので」
「せっかくなので、パンくんと遊んでやってください!(決め台詞)」
と、頑なに、引き下がらずアピールし続けたら
「そうねぇ、そしたらお願いしていいかしら。」
と、やらせてもらえました!!!
その後は、掛け合いの数が減っていって
掛け合いなく任されることも増え、
最終日には、
「マキロちゃん、たくさん手伝ってもらって申し訳なかったわね、
せっかくの帰省だから、ゆっくり何もせず休んでいてほしかったんだけど、
かといって、○○さんところのお嫁さんは、ちゃんとされてる?って
よそ様に聞かれたときに、嫁は何もしないって答えるわけにもいかないしね。」
と優しく笑顔で言われました(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)お、おかあさぁぁぁん。。
しつこく、手伝わせろ言って良かったです。
重ね重ねですが
本当に、天然系の少女系で、素直で優しいお姑さんなんです。
でも正直
・・・建前って難しいし、超めんどくさい~~~~~( ;∀;)
手伝ってー!
あれやってー!これお願いー!
やります、じゃぁお願い方式 大歓迎なんだけどなぁ・・・・
私に思慮深さが足りないんだろうか・・・
夫の実家編は、ネタがありすぎてまだまだ続きます(*´ω`)
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